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2026/05/20


【報道報告】NHKにて佐賀関大規模火災の3Dモデル解析と延焼要因に関する共同調査成果が報道されました

2025年11月に発生した大分市佐賀関の大規模火災から半年が経過いたしました。この火災でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被害を受けられた皆様、今なお避難生活を送られている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

2026年5月18日、NHKニュース(Web記事およびニュース番組)において、東京大学の廣井悠教授、NHKと共同で作成された3Dモデルを用いた、佐賀関大規模火災の延焼解析成果が報道されました。本3Dモデルは、火災発生から約1か月後に現地で実施したドローン(UAV)空撮測量データ等を基に、被災現場を立体的に再現したものです。

今回の3D解析により、激しい延焼域から北側や南側に150メートル以上離れた場所での被害痕跡が鮮明に確認され、強風による広範囲な飛び火が屋根瓦や外壁の隙間に入り込んで延焼を拡大させた実態が示されました。一方で、車が通過できる幅員を持つ道路沿いや、東側の空き地が多く点在するエリアでは、輻射熱の遮断や消防活動の容易化によって建物の被害が抑えられていた様子も可視化されました。

少子高齢化に伴う管理不全な空き家や林野の増加が延焼リスクを高める中、これらの解析結果は今後の火災に強い街づくりや復興計画において非常に重要な知見となります。NHKのウェブサイトでは、3D映像を用いた解説動画や詳細な記事が公開されておりますので、ぜひご覧ください。

2025/12/29


【お知らせ】大分市佐賀関の大規模市街地火災に関する現地調査速報(日本火災学会)が公開されました

 2025年11月に発生した大分県大分市佐賀関での大規模市街地火災により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。被害を受けられた方々の安全と、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます

私が所属する日本火災学会・地震火災専門委員会(主査:北後明彦 神戸大学名誉教授)にて実施いたしました、大分市佐賀関の大規模市街地火災に関する現地調査の速報記事が、日本火災学会のウェブサイトにて公開されました。本調査では12月15日および16日にドローンを用いた上空からの網羅的な調査を行い、従来の地上調査では把握が難しかった上階部分の火害や隣接林野への延焼状況を可視化・解明いたしました。

今回の調査・分析により、強風下における約1.4km離れた離島(鳶島)や市街地内への飛び火現象、ならびに木造密集市街地特有の建物密度や狭小な道路幅といった地域特性が火災拡大に大きく影響したことが確認されました。また、耐火性能の高い建物や道路幅、消火活動、風向といった複数の要因が重なることで延焼が阻止された「焼け止まり」の状況についても整理しております。2024年の能登半島地震・輪島市での調査に続く本取り組みを通じて、大規模火災現場におけるドローン調査の有効性が改めて示されました

詳細な調査結果につきましては、以下の日本火災学会リンクよりご覧いただけます。

日本火災学会 調査速報記事:
https://jafse.smoosy.atlas.jp/ja/firenews20260108

2024/12/01


東京大学空間情報科学研究センター助教着任のご挨拶

2024年12月1日付で、東京大学空間情報科学研究センター(CSIS)共同利用・共同研究部門の助教に着任いたしました。

これまでの建築都市防災、空間情報科学、および避難安全に関する研究等の経験を活かし、当センターにおける共同利用・共同研究の推進、ならびに地域レジリエンスの向上と社会課題解決に貢献してまいります。

今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
着任に関する詳細およびこれまでの業績については、以下のリンクよりご覧いただけます。

センターニュース記事

Researchmap

2023/06/30

PED2023に参加しました。今回の開催地はオランダ・アイントホーフェン工科大学。PED(Pedestrian and Evacuation Dynamics)は建物から市街地レベルまでの未来の人流・避難安全に向けた洞察が得られる大変有益な国際会議です。発表されたテーマは多岐にわたり、歩行者と避難の動力学、モデリング、基本物理学、群衆制御などが含まれています。

今年はオーラルセッション55件、ポスターセッション66件の計121件の発表が行われ、約150名の技術者が参加しました。特に注目されたのは、人工知能や機械学習を用いた研究や、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮した避難シミュレーションの進展でした。

今回の会議では、保育施設の津波避難安全に関する研究を要旨をまとめました。研究では津波襲来を想定して、保育園児が乗車する大型ベビーカーを高台までの急傾斜スロープで搬送が行われるシナリオに焦点をあて、保育施設職員の対応能力や身体的負担を考慮した避難安全検証モデルの開発の必要性を提案しました。

発表会では欧米やアジア諸国の研究者から南海トラフ地震に伴う被害について質問が寄せられたり,互いの研究に関して色々意見交換することができました。会議の二日目には地元スヘルトーヘンボスでの市内ツアーやソーシャル・ディナーが開催され、オランダ、ドイツ、アイルランド、アメリカ、アジア各国の研究者とのネットワーキング、参加者たちとの交流を促進する素晴らしい機会となりました。

PED2023参加者の記念写真 (twitter.com/@ped2023)

2022/12/05


活動報告:防災学習イベント「外国人のための避難所体験」にて登壇しました

 12月は防災学習イベント「外国人のための避難所体験」にて登壇しました(主催:神戸国際コミュニティセンター、神戸大学グローバル教育センター、大学コンソーシアムひょうご神戸)。第一部「みんなで考えようかんがえよう!災害への備えと避難 ひなん」にて、災害時に必要となる情報や避難対応について「やさしい日本語」を用いて解説しました。第二部では、神戸市危機管理室より防災地図アプリ等の利用体験、第三部ではロールプレイ型避難所体験が行われ、盛沢山のプログラムとなりました。


2022/07/06


活動報告:防災教育学会にて研究成果を発表しました

6月は防災教育学会にて、人と防災未来センター(DRI)研究部の共同研究「特定研究:特別支援学校の防災」の研究成果を発表しました(文献1)。

発表にあたって、アドバイス等頂いた研究員やリサーチフェローのみなさん、ご指導いただいた上級研究員の先生方にお礼申し上げます。


(文献1)ピニェイロ アベウ タイチ コンノ, 正井佐知, 河田慈人, 木作尚子:特別支援学校を対象とした学校防災の実態に関する研究:(その4)市街地避難対応, 防災教育学会第3回大会 2022年, 2022.6.

2022/06/15


活動報告:地域安全学会春季大会にて発表しました

5月は2022年度地域安全学会春季大会にて、要配慮者利用施設の避難対応に関して人と防災未来センター(DRI)研究部で遂行している個人研究、及び、神戸大学共同研究の成果を発表しました(文献1)。

発表にあたって、アドバイス頂いた研究員やリサーチフェローのみなさん、ご指導いただいた先生方にお礼申し上げます。





(文献1)ピニェイロ アベウ タイチ コンノ, 北後 明彦:津波避難訓練時の急勾配スロープにおける多人数用ベビーカー搬送速度に関する事例調査, 地域安全学会2022春季研究発表会, 地域安全学会梗概集 No.50, pp.215-216, 2022.5.

2022/05/16


活動報告:ぼうさいこくたい2022キックオフ


内閣府等が主催する国内最大級の防災イベント「防災推進国民大会」(ぼうさいこくたい)が10月22日~23日に人と防災未来センター(DRI)を中心にHAT神戸エリアで開催されることとなりました。4月に第1回目の現地企画・情報共有会議がオンラインで開催され、10月の大会への参加を検討されている団体を中心に、幅広い防災関連団体にご参加いただきました。会議では兵庫県立大学阪本先生、TEAM防災ジャパンやDRI研究員のファシリテーションの下で、それぞれの団体の防災への取組や企画されている内容について情報交換が行われました。その際、DRI研究部の主担として、グループワークの記録などICTマネジメントに努めました。引き続き、実りのある大会になることを目指して取り組む所存です。現在、出展者を募集中です。詳細:https://bosai-kokutai.net/

The Bosai Kokutai - National Conference on Promotion for Disaster Reduction*, one of the largest disaster reduction events in Japan organized by the Cabinet Office of Central Government, will be held on October 22-23 in the HAT Kobe area, centered on the Disaster Reduction and Human Renovation Institution (DRI). The first On-site Planning and Information Sharing Meeting was held online in April, and was attended by a wide range of disaster reduction-related organizations, especially those considering participation in the October conference. At the meeting, multiple information regarding each organization's efforts and plans for disaster reduction was exchanged, under the facilitation of Prof. Dr. Sakamoto (University of Hyogo), TEAM Bousai Japan and researchers of DRI. During the meeting, I worked on ICT management, including the recording of group works. We will continue to work toward making the conference a fruitful one. We are currently looking for exhibitors. Details: https://bosai-kokutai.net/ (in Japanese) *note: non-official translation

2022/04/12


活動報告:令和 4 年福島県沖を震源とする地震における先遣隊の活動

2022/3/19 福島県南相馬市鹿島区
(Kahsima ward, Minamisouma-shi, Fukushima Prefecture)

3月16日に発生した福島県沖を震源とする地震で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。人と防災未来センターでは発災翌日に災害現地支援の先遣隊の派遣が決定され、私は第一次先遣隊として、後藤副センター長と高原主任研究員と共に福島県・宮城県内で地震の影響を受けた自治体を訪問させていただきました。

今回の地震では横揺れが強く、断水被害、屋根瓦の落下、ブロック塀の倒壊や窓割れ被害が多くみられました。この度の先遣隊の活動報告の詳細は、災害調査レポートとしてHPに公開されております:
https://www.dri.ne.jp/wp/wp-content/uploads/research_reports_051.pdf

また4月をもって木作主任研究員が人と防災未来センターをご卒業されることとなりました。新しい研究拠点での更なるご活躍を楽しみにしています。今後も共同研究等でお世話になるかと思いますが、その際はよろしくお願いいたします。

I would like to express our heartfelt sympathy to the people who have been impacted by the earthquake that struck off the coast of Fukushima Prefecture on March 16. The Disaster Reduction and Human Renovation Institution (DRI) decided to dispatch the on-site disaster assistance team the day after the quake, and as the first dispatch team, I visited municipalities affected by the earthquake in Fukushima and Miyagi prefectures together with Vice Director Goto and Chief Researcher Takahara.

The earthquake caused strong lateral shaking, and there were many cases of water outages, falling roof tiles, collapsed block walls, and broken windows. The report on the activities of the dispatch team is available on the website:
https://www.dri.ne.jp/wp/wp-content/uploads/research_reports_051.pdf

Also, my colleague Chief Researcher Kisaku will be leaving DRI in April. We wish her success in her new research base, and that we can continue our collaborative work.

2022/03/28


活動報告:年度末のご挨拶


早いもので、今年度も残すところわずかとなりました。

昨年度に次いで、この1年においても自治体職員等を対象とした数々の災害対策専門研修がリモート形式で実施されることとなりました。直接顔を合わせる対面コミュニケーションが困難でしたが、引き続き様々なオンラインツールを用いて交流の場を設けるなどして、実りのある研修となるように貢献していきたいと思います。そして一日でも早く対面での開催ができるようになることを願っております。

また、この春に人と防災未来センターをご卒業される楊主任研究員の今後のさらなるご活躍を楽しみにしております。引き続き、共同研究等の機会がありましたらお世話になるかと思いまが、その際にはよろしくお願いいたします。

There are only a few days remain in the current fiscal year.

Following last year, most part of the disaster response training course for governement officials and have been conducted remotely over this year. Although face-to-face communication has been difficult, we will continue to provide opportunities for interaction using various online tools to contribute to making those programs more fruitful. And we hope to be able to hold face-to-face sessions as soon as possible.

We also look forward to the further activities of Chief Researcher Dr. Zi Yang, who will graduate from the Disaster Reduction and Human Renovation Institution (DRI) this spring. I look forward to continuing to work togheter in joint research projects.

2022/02/14


活動報告:兵庫障害者センター主催「災害と障害者のつどい」に登壇しました



1月17日に阪神・淡路大震災の発生から27年目を迎えました。震災を風化させないために、経験と教訓を次世代に語り継ぐための取り組みがますます重要になっていると感じています。また、1月30日に「2021年度災害と障害者のつどい」YouTubeライブ配信開催(主催:兵庫障害者センター)に登壇者として参加する機会がありました。災害危険区域に位置する要配慮者利用施設の避難対応に関する課題、避難をする必要のない立地づくりを最優先させるべきであることを啓発しました。現状では、施設を安全な場所に移転させることは大変です。まずは、例えばその移転先が地域の新しい避難施設や指定福祉避難所にもなるなど、地域全体の防災力が向上する付加価値について、住民と自治体が認識・共有することが重要であると思います。

17 January marked the 27th anniversary of the Great Hanshin-Awaji Earthquake. The tragedy cannot be forgotten. I feel that it is becoming more and more important to make efforts to pass on the experiences and lessons learned from the disaster to the next generation. Also, on January 30, I had the opportunity to participate as a panelist in the "Conference on Disasters and People with Disabilities" YouTube live broadcast (hosted by the Center for Persons with Disabilities in Hyogo Prefecture). I raised awareness of the issues related to the evacuation response of facilities that take care of people with disabilities, especially those located in disaster risk areas, and the need to prioritize the construction of these facilites in safe locations where there is no need for evacuation. In fact, it is very difficult to relocate pre-existent facilities to safer areas. First of all, I think it is important for residents and local governments to recognize and share the notion of "added value" that improve the disaster preparedness of the entire community - for example, by designating the destination of relocation as new a welfare evacuation shelter, benefiting even more the safety of community against catastrophes.

2022/01/10


活動報告:新年のご挨拶、研究会発表「保育施設の津波避難訓練から見えた課題」

 

旧年中は大変お世話になりました。本年も変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。12月はDRI研究部の月例研究会において、私が取り組んでいる研究のこれまでの成果を「保育施設の津波避難訓練から見えた課題」と題して発表しました。保育施設では、避難行動に困難を伴うことは明らかであり、予め高台など津波から安全な場所への移転を最優先させるべきです。調査にご協力頂きました保育施設関係者、ご指導頂きました上級研究員の先生方にお礼申し上げます。

May the New Year bring you health, peace and blessings. Wishing you a joyous 2022. In December, I presented the results of my research to date at the DRI research meeting, titled "Issues observed from tsunami evacuation drills at childcare facilities". It is clear that childcare facilities face difficulties in evacuating, and the first priority should be to relocate them to higher ground that are safe from tsunami. I would like to thank all people involved in the childcare facilities who cooperated in the survey and to the senior researchers for their guidance.

2021/12/10


活動報告:保育施設の津波避難訓練の様子を見学させていただきました

11月は保育施設の津波避難訓練の実施状況について調査・見学させていただく機会がありました。引き続き、保育施設の津波避難安全について地域連携研究を発展していきたいと思います。

In November, I had the opportunity to conduct field visit on tsunami evacuation drill in childcare centers. I hope to continue the development of community-based research on tsunami evacuation safety in childcare centers.

2021/11/10


活動報告:JR六甲道駅周辺の復興まち歩き

10月は自治体職員を対象とした災害対策専門研修(オンライン開催)にて、災害対応演習の講師を担当させて頂きました。また、小林郁雄先生がご担当する講義において、JR六甲道駅周辺の復興まち歩きのVTRを配信することとなり、事前に寅屋敷主任研究員、林田研究員と一緒にそのための映像を駅周辺で撮影する機会もありました。

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In October, I was in charge of lecturing on "Disaster Response Exercises" at a specialized training course in disaster management for local government officials (held online). We also had the opportunity to film a video introducing the reconstruction of the area around JR Rokkomichi Station, together with research colleagues Dr. Torayashiki and Dr. Hayashida, to be used in the lecture by Prof. Ikuo Kobayashi about 1995 Kobe Earthquake 

2021/10/05


活動報告:日本建築学会大会発表など

(English below)


9月は日本建築学会大会学術講演会にて、人と防災未来センター(DRI)研究部の共同研究「特定研究:災害対策本部における紙地図の利活用に関する研究」の成果を発表しました(文献1)。

また、DRI研究部の月例研究会において、私が取り組んでいる研究課題「保育施設の市街地津波避難対応力に関する地域連携研究」について、これまでの成果(文献2)や今後の発展について発表しました。

一連の発表にあたって、アドバイス等頂いた研究員やリサーチフェローのみなさん、ご指導いただいた上級研究員の先生方にお礼申し上げます。

(文献1)ピニェイロ アベウ, 楊梓, 佐藤史弥, 河田慈人, 藤原宏之:自治体の災害対応における地図の活用に関する調査研究,日本建築学会大会学術講演梗概集, pp.805-806, 2021年9月.

(文献2)ピニェイロ アベウ, 北後明彦:保育施設や地域住民の津波からの市街地避難に関する地域連携研究, 神戸大学都市安全研究センター研究報告, Vol.18, pp.81-88, https://doi.org/10.24546/81011446,2014年3月.

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In September, I presented the results of a joint research project of the Disaster Reduction and Human Renovation Institution (DRI) Research Department, "Specific Research: Research on the Utilization of Paper Maps in Disaster Countermeasures Headquarters," at the annual conference of the Architectural Institute of Japan (AIJ) (Ref. 1).

I also presented my research project, "Regional Collaboration Research on Urban Tsunami Evacuation Response Capability of Childcare Facilities," at the monthly research meeting of the DRI Research Department (Ref. 2).

I would like to express my gratitude to all the researchers and research fellows for their advice, and to all the senior researchers for their guidance. 

(Ref. 1) PINHEIRO Abel Táiti Konno, YANG Zi, SATO Fumiya, KAWATA Yasuhito, FUJIWARA Hiroyuki: Study on the Use of Maps in Disaster Response by Local Governments, Summaries of technical papers of annual meeting, Architectural Institute of Japan, pp.805-806, Sept 2021.

(Ref. 2) PINHEIRO Abel Táiti Konno, HOKUGO Akihiko: Community cooperative study on urban-scale tsunami evacuation of nursery schools and local residents, Research Report of Research Center for Urban Safety and Security, Kobe University, Vol.18, pp.81-88, https://doi.org/10.24546/81011446, March 2014.




2021/09/07


活動報告:夏休み企画「遊んで学ぼう!ロボットボールで防災プログラミング!」


(English below)

8月は人と防災未来センター(DRI)の夏休み企画「防災未来学校」において、研究部による企画の主担当を務めさせていただきました。

今回は「遊んで学ぼう!ロボットボールで防災プログラミング!」と題して、小学5~6年生の児童とその保護者の親子ペアを対象に、災害が発生したら、みんなが助かるために、どのような行動を、どのような順番で行っていくのが良いのかなど、プログラミング的思考で課題解決の探索が体験できるワークショップを開催しました。

具体的には、道路、建物、沿岸部や高台など、市街地環境が描かれている2m x 2mのプレイマットを用いて、津波避難を想定したフィールドを設け、そのフィールドで親子ペア毎に自走式ロボットボール「Sphero BOLT」 をプログラミングして、動かしてもらいました。

フィールドに仕掛けた様々な物理的パーツとのインタラクションの仕方について考えてもらうなど(ルート上の「障害物」パーツを回避したり、「要配慮者」パーツと合流して一緒に避難するなど)、様々な課題解決を探究することができるプログラムとなりました。

近年、小中学校等においてプログラミング教育が必須化されることとなり、社会では現在、プログラミング的思考の身につけ方や多分野にまたがるカリキュラム開発について注目が集まっています。

今回の夏休み企画をきっかけに、今後も「減災プログラミング」をテーマとしたワークショップの開発やプログラミング教育/STEM教育の取り組みに貢献していきたいと思います。

本企画の実施にご協力いただいたDRIの研究部研究員・事業部運営課のみなさま、また、イベントに参加して頂いたみなさまに感謝いたします。

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In August, I was in charge to conduct one of event held by the Department of Research in this year's "Bousai Mirai Gakkou", a series of summer vacation events for children hosted by Disaster Reduction and Human Renovation Institution (DRI).

This time, we held a workshop themed "Let's Play and Learn! Disaster Prevention Programming with Rolling Ball Robot!". With the participation of parent-child pairs (5th and 6th grade elementary school students and their parents), they could experience the problem-solving process through programming-thinking: when a disaster strikes, what actions should be taken, and in what order, for everyone to survive?

Specifically, a 2m x 2m playmat depicting urban environments, such as roads, buildings, coastal areas, and high ground, was used to set up a hypothetical tsunami evacuation field. Each parent-child pair was asked to programming and move the "Sphero BOLT" Rolling Ball Robot in this field.

The programming experience allowed participants to explore how to interact with the various physical pieces set up on the field to solve problems, e.g., avoid the piece representing "obstacle" on the route; join the piece representing "vulnerable person in need of assistance" to evacuate together, etc.

In recent years, programming education has become mandatory in elementary and junior high schools in Japan, and there is a lot of attention to acquiring programming thinking and developing a curriculum that spans multiple fields.

With this Summer School Project as a starting point, I would like to continue to develop workshops on the theme of "Gensai Programming" (Disaster Risk Reduction Programming), and contribute to the programming education / STEM education initiatives.

I want to express gratitude to researchers of the Research Department and colleagues of the Management Department at DRI for their cooperation in implementing this project and everyone who participated in the event.

2021/08/16


活動報告:人と防災未来センターの災害対策専門研修「トップフォーラム in 三重」

 熱海市において令和3年7月伊豆山土砂災害の発生に伴い、亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
 7月は県幹部職員を対象とする災害対策専門研修「トップフォーラム in 三重」の副担当をつとめました(演習資料の整理や仮想ホワイトボードの操作)。このトップフォーラムでは、最新の研究成果による知見等をもとに、自治体トップに求められる災害時のリーダーシップを高め、防災・危機管理体制の一層の充実を図ることを目的としています。昨年度からの開催延期に伴う再調整に次いで、この度、初めてオンライン形式で開催することとなりました。また、国内各地において防災・減災の分野でご活躍されている先輩、リサーチフェローと交流する機会もありました。演習に際してご協力いただき、ありがとうございました。大変貴重な経験となりました。

2021/07/12


活動報告:人と防災未来センターの災害対策専門研修

 6月は地方公共団体における防災・危機管理担当部局の職員を対象とする災害対策専門研修「ベーシック」の主担当を初めて任せてもらうことになりました。
 災害の発生に関する理論や阪神・淡路大震災の経験を踏まえた災害対策のあり方など、基礎的な事項についての講義や演習を通じて体系的に学習することを目的とするコースでして、災害対応の分野でご活躍されている10名の先生方にご登壇頂きました。
 今回、初めて完全オンラインで開催することとなりましたが、遠隔でも仮想交流ルーム環境など人脈づくりの機会を設けるなどして、受講生にとって実りある研修となるように努めてまいりました。

2021/06/14


活動報告:日本火災学会研究発表会

5月は日本火災学会研究発表会にて、2017年10月25日に強風下で発生した明石市大蔵市場大規模火災の飛び火の飛散状況調査についてご報告させていただきました(神戸大学都市安全研究センター、消防研究センター連携調査)。本調査の実施にあたりご協力頂きました、明石市消防本部の皆様にお礼申し上げます。

2021/05/20


活動報告:今年も保育施設の津波避難安全、被災地図を用いた地域再建について取り組みます

4⽉は今年度の研究計画について検討を進めてきました。課題1として「保育施設の市街地津波避難対応」、課題2として「被災状況地図情報を⽤いた地域再建⽀援」について研究を継続・発展したいと思っております。

課題1「保育施設の市街地津波避難対応」では、神⼾⼤学⼤学院⼯学研究科/都市安全研究センターと連携して、津波からの避難を⾏う際に地域連携が不可⽋である⽔準を明らかにするための避難実験を実施し、また、国内各地沿岸部に位置する保育施設と連携して、今後の津波対策について地域連携研究を⾏っていければと思います。

課題2「被災状況地図情報を⽤いた地域再建⽀援」では、多種多様な利害関係者が参画する地域再建ビジョンの検討の現場において、被災状況等を含む地図情報が活⽤されるプロセスに着⽬し、各利害関係者が期待する活⽤⽬的や利⽤法、重視する時空間要素、統計データ等⼆次データを把握の上、マルチステークホルダーに対応する地域再建の⽀援⼿法について研究を⾏っていければと思います。

引き続きご助⾔・ご協⼒いただけますと幸いです。