この度の令和6年能登半島地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。皆様の安全と、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
このたび、私の単著論文「令和6年能登半島地震において発生した火災現場のドローン調査報告」が、『日本火災学会 学会誌 火災391号』(Vol. 74 No. 4, 2024. 8)にて公開されましたのでご報告いたします
本稿は、日本火災学会地震火災専門委員会による現地調査の一環として、2024年2月10日〜11日にかけて私が実施した、小型無人航空機(ドローン)を用いた空撮および航空測量調査の成果をまとめたものです
調査は、輪島市河井町朝市通りの大規模市街地火災現場をはじめ、津波浸水域における能登町白丸地区および珠洲市鵜飼地区、さらに土砂災害エリアである輪島市名舟町の計4か所の火災現場を対象に行われました
論文では、高所からの「空中写真動画撮影」に加え、被害の全体像から細部までを網羅的に把握するための「大量連続空撮解析」を実施し、「オルソ補正可視画像」「電子標高モデル(DSM)」「3Dモデル」といった高精度な電子データを作製・可視化した結果を詳述しています
さらに本稿では、今後の地震火災調査におけるドローン活用のガイドライン策定に向けて、緊急用務空域下での飛行申請や高解像度画像のプライバシー保護、解析データのインテリジェンス化、被災自治体・消防局との連携といった課題についても整理し、提言を行っています
今後の防災・減災対策や、火災現場でのより安全かつ効果的な調査手法の確立に貢献できれば幸いです。
論文の詳細は以下のリンクよりご覧いただけます。
https://doi.org/10.13140/RG.2.2.33709.96487